夜蝶 Ⅱ
真剣に聞いてくれるから
なんでも話したくなる。
真剣に聞いてくれるから
助けてほしくなる。
愛「あの日、優希達がドアを蹴破った時
地下に閉じ込められて下っ端が
あんたに雷鬼が来るって聞いた時。
勘違いしたんだよね。
あたしを助けに来てくれるって。
来てほしくない。ケガしてほしくない。
そう思う反面、すごく嬉しかった。
あたしを必要としてくれる。
危険をおかして助けにきてくれる。
それだけで嬉しかった。」