夜蝶 Ⅱ
昴「ちゃんと考えてみろよ…。
旧森山組を戦争に連れてきた訳を…
それに…
お前の耳でも聞いただろう?
都田優希が返してもらうぞって
俺の前で言っていたのを…
お前は必要とされないから
消えたんじゃない。
きっと信じることや一緒にいること
それが怖くなったんじゃないのか?」
その言葉にハッとした。
あたし、みんなのこと信じてなかった。
助けてくれるはずがないんだって
意味のない自問自答を繰り返して…
何度も何度も繰り返して…
最終的に勝手に思い込んでた
だけだったんだよ…