夜蝶 Ⅱ



そして…



愛『もしもし昴?
  また詐欺に間違われてんの?』



昴「あぁ…かんべんしてくれって…
  なにしてた?」



愛『なにって…いつも通り
  家事やって店の手伝いだよ?』



昴「客入ってる?」



愛『超入ってる!
  もうあたしいないと大変だよ?』



昴「さすが天下の夜蝶様。」



愛『バカ!もう天下じゃないし…』



確かに相手は愛美で
まるで夫婦のような会話…



昴「んじゃ
  もうすぐ帰っから!」



愛『はいよ!気を付けて!』



しかも“五百蔵”を“昴”って…




< 150 / 364 >

この作品をシェア

pagetop