夜蝶 Ⅱ



健「けど…難しいけど
  信じた先に…
  真実のその先に…


  誰にも奪えない
  大切なもんがあるんだ。」



その言葉に涙があふれた。



健「おまえも感じてんじゃん。
  昴っつーやつ。

  もう真実を知って昴を
  信じたんだろ?

  逃げてるだけじゃ分からなかった
  優希たちにも向き合ってみろ。」



母「それじゃあ…
  死ぬわけにはいけないね?」



愛「うん…。」



父「ここからさ、
  孫の顔見せてくれよ。」



愛「絶対可愛いよ?」



父「それは楽しみだ。
  さ…行って来い。」



愛「うん…。
  ありがとう…。」




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