夜蝶 Ⅱ


愛「ごめんね?あたしは大丈夫!
  美夜にインフルを…」



樹「分かりました。
  でしたらこちらの問診票に
  記入して下さい。


  愛美さんも体調が
  すぐれないのでしたら、
  軽く診察をしましょう。」



僕がそう言うと美夜は
分かりやすく喜んだ。



愛「や、大丈夫だって!
  熱があるわけでも
  咳が出るわけでもないし!」



美「だぁめ!
  ママ、しんどそうだもん…」


その言葉に僕は思わず
美夜の頭をなでた。



樹「ほら。子供に心配させたら
  バチが当たってしまいますよ?」



そう言うとしぶしぶ納得した。



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