夜蝶 Ⅱ



美「ね、美夜あそこ行きたい!」



美夜が言ったのは
カフェに備え付けられた
キッズのプレイルーム。



愛「いいよ。
  優夜も一緒に連れて行ってあげて?」



そう言うと2人とも
喜んでそっちに向かった。



愛「で、話してよ…
  出会ってもう10年たつけど…


  まだ消えない闇を…」



樹「なぜ、あなたは
  分かってしまうんですかね?


  あなただけです。
  こんなに心に入ってくる女性は。


  みんな一緒だと思っていたのに…」



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