夜蝶 Ⅱ


でも僕が年頃になり
始めて好きな女の子が出来た。



僕はいつもの良い点を取った時の
ように、母に近づき、



樹「僕、好きな女の子が出来たんだ!
  すっごく可愛いの!


  でね、好きだよって言ったら
  その子も好きだよって言ってくれたの!


  お母さんもお父さんとそうだったの?


  僕もその子とお母さんたちみたいに
  結婚するのかなぁ!」



初めての経験ですごく興奮気味に
母に話したのを覚えてる。



< 353 / 364 >

この作品をシェア

pagetop