バース(アイシテルside伸也)

亜美は戸惑いながらも、俺の言うとおりに洋服を何着か買っていた。



すべてが終わると、亜美は見違えたように綺麗になった。



細く伸びた手足が動くたびに、俺の心臓が音を鳴らす。



ずっと俺の側で俺だけのものでいて欲しい。



今日、一日中そんな事ばかりを考えていた俺はいつの間にか自分の気持ちしか見えなくなっていたんだ。
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