バース(アイシテルside伸也)

「で、話って?」



「学校のこと」



俺はスーツを脱ぎながら、亜美の言葉に耳を傾ける。



「いじめられたのか?」



「違うよ!!進路のことで……」



「そうか。先にシャワー浴びていいか?」



話を聞きたいのに、眠気と疲れで、亜美の言葉が頭に入ってこない。



亜美がこうして起きて待っていてくれたのだから、きちんと聞いてやりたい。



その為にも風呂場へと直行した。


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