バース(アイシテルside伸也)



息をするのさえ忘れていた。



「……あっちぃ」



驚きのあまり、煙草を落としてしまう。



“運命”



なんて言葉を信じてしまいそうだ。



その写真を何分眺めていただろう。



次第に落ち着きを取り戻した俺は親父に連絡をした。

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