バース(アイシテルside伸也)


枯れてしまった俺の心にはもう何も映らない。



中学へあがるとすぐにお決まりの道へと進み始めた。



髪を染め、タバコを吸い、似た様な奴らと朝になるまで屯した。



そんな俺を父さんも女も扱えなくなって行く。



小言が嫌で、何日も家に帰らない。



もちろん学校にだって行っていなかった。


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