私が俺で、俺が私!?
「きっと何か理由があるんだよ」

由美が必死にフォローをしてくれる。

「う、うん………」

私が考えながら返事をしてると

「ねぇ、こっち来るよ」

「えっ、どうしよう」

私が焦っていると勇真がこっちに近づいてきた。

勇真も私に気づいて驚いている。

でも、すぐに近くの席に彩と座った。

私は、どうしていいか分からず

「由美、私帰るね」

と言って飛び出した。

「ちょっと待ってよ、りさー」

由美が呼び止めてるのも聞かずに店を出ていった。




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