私が俺で、俺が私!?
彩は、ビックリして目が大きく開いていた。

それもそのはず。

自分で言うのも変だが、俺はいつも女子に優しくしている。

こんなに正直に言ったのは、初めてだ。



彩は少しして、泣きそうになりながら

「………ちこそ……………らい…」


「えっ??」

「こっちこそ勇真なんて嫌い!!」

そう言って彩は、泣きながら走り出して店を出ていってしまった。

彩の行動には少し驚いたが

「まぁ、これで良かったか」

と思った。





それから、急いで里沙にメールを送り会う約束をした。

やっと正式に付き合うことが出来る。





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