私が俺で、俺が私!?
《4日目 勇真side》

俺は、今日高橋の告白を断らなきゃいけない。

本人じゃない男の俺から言われるのかわいそうだなぁと思いながらも高橋のクラスに言った。


相手をなんて呼べばいいか分からず困っていた。


するとちょうど高橋がこちらに気づいて来てくれた。

「あっ、星野さんどうかした?」

「あのー、この前の返事をしようと…」

「ここで言われるのは、イヤだから放課後また体育館裏に来てくれる??」

「うん、分かった」


そして俺は、なぜかドキドキしながら授業を受けた。



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