私が俺で、俺が私!?
学校には、ギリギリ間に合った。

「りさ、おはよー」

久しぶりに聞く声。

「由美〜、久しぶり」

それは私の一番の友達、由美だった。

「えっ、何言ってんの?休日の2日間会ってないだけでしょ!?」

私は、久しぶりに由美に会えたのが嬉しくてつい「久しぶり」と言ってしまった。

「そうだよね、なんか久しぶりな気がして」

「そう??私も言われてみれば2日ぶりじゃない感じするかも」

「そ、そう?」

「なんか、いつもの里沙に戻った感じ??変だよね、2日前にも会ったのに?」

由美、何となく分かるんだ〜、すごいなぁ。

私は、元に戻ったので由美に本当のことを言おうと思った。



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