私が俺で、俺が私!?
由美の言葉に、話を続けることにした。

「分かった。
それで、階段でぶつかった時に私と勇真の心と体が入れ替わっていたの」

「えっ、入れ替わるって……ドラマや映画でたまに見るやつ??」

「うん。
私は心はそのままだけど格好が勇真になって、勇真は私の格好をしてたんだ」

「あっ、だからあの後に戻ってきた里沙変だったんだぁ〜。なるほどー」

由美は、うなずきながら納得している。

「その後は入れ替わったまま生活してたんだ」



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