【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
そして放課後。
私と蓮だけになった教室。
席に座る私の前に立って顔を赤くしてる蓮。
『ゆ、優愛。』
『何?蓮、どうしたの?』
『好きだ。俺、優愛が大好き。』
私は突然のことで戸惑って何も言えなかった。
蓮の顔ももっと赤くなっていくし、
私の体も熱くなる。
『優愛?』
『……』
名前を呼ばれたことでもっと恥ずかしくて
私は教室を飛び出してそのまま家へと帰ってしまった。