【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
そして、お弁当を食べ終わった頃、
蓮が教室に来てくれた。
「優愛!」
「あ、蓮……」
私は桃菜といとちゃんの顔をチラッと見た。
すると、2人は目で“行け行け!!”
と言っているようだった。
私はうんと頷き、蓮の元へ。
「話そう…」
そう言われ私は蓮に付いて行った。
ついた場所は屋上だった。
「どうしたの?蓮……?」
私がそう尋ねると、私の後ろに回り抱きしめてきた。
ドキンッ!!
それと同時に私の心臓が跳ねた。
「れ、蓮……?」