【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
ライバル*
「うふふ。そんな怯えないで?
ミユ、そんな怖くないでしょ??」
こ、怖いよ……
「あ、ごめんなさい。」
「ミユね?木下さんと仲良くなりたいの。」
そう、お嬢様スマイルで言う姫井さん。
「は、はぁ……」
「ダメかな?」
「べ、別にいいですけど…」
わ、私仲良くするつもりないくせに……
断れなかった……
「あーほんと?やったあ!!
ミユの事は美由希とかミユとか呼んで!」
「あ、はい。」
私は姫井さんに圧倒されて、
もう、何を答えているのかすら分からなくなってきた。
「あ、居た!優愛!」
そんな時に私の名前を呼んだのは蓮だった。