【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
「もー。桃菜のヤツっ!!」
“あんな事もあるかもね”
そんなわけないよ。
そんなわけ………
蓮はそんな事しない!
と、思いながらもドキドキと高鳴る胸。
私はその胸を押さえながら、
ベッドに横になった。
そして、ずーっとゴロゴロしていた。
「優愛!行ってくるから。」
と7時半くらいにお父さんの声が1階から響いた。
「行ってらっしゃい!」
私も大きな声で叫んだ。
ていうか、どうして私が起きてるの分かったの………?
あ、もしかして電話聞こえてたのかな?
と思いながら服を着替えて、
1階に下りた。