【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~



「もー。桃菜のヤツっ!!」


“あんな事もあるかもね”


そんなわけないよ。
そんなわけ………


蓮はそんな事しない!


と、思いながらもドキドキと高鳴る胸。


私はその胸を押さえながら、
ベッドに横になった。


そして、ずーっとゴロゴロしていた。


「優愛!行ってくるから。」


と7時半くらいにお父さんの声が1階から響いた。


「行ってらっしゃい!」


私も大きな声で叫んだ。


ていうか、どうして私が起きてるの分かったの………?


あ、もしかして電話聞こえてたのかな?


と思いながら服を着替えて、
1階に下りた。


< 240 / 287 >

この作品をシェア

pagetop