【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~



「い、池田くん!?」

「木下さん、あれからほとんど話さなくなったけど、
オレのことちゃんとフッてくれてありがとう。」


そう言って、私に笑いかけた。


「あ、うん……ごめんね。」

「今日さ、楽しもうよ。
オレが誘われるとは思わなかったけど。」


と言って私の腕を掴んで走りだす池田くん。


「あ、あっ。ちょ!」


早くて、声出ないっ。


「お前ら何やってんだよ。おせーよ。」


と、蓮が微笑む。


「ごめん。早瀬。」


と平謝りの池田くん。

私も池田くんに続いて謝る。


そんな事をしているうちに待ち合わせ場所に到着。

もうすでに、
いとちゃん、相沢くん、潤くんは着いていた。


「おっはよーっ!!」


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