【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~



「ううん!!とりあえずは、
優愛の恋を永遠に応援することだねっ!!」


「え??」


「だって、遠恋になっちゃったら
優愛きっと泣くでしょ?」


…………


桃菜………


「あたしね、優愛大好きだから。
早瀬くんの代わりはできないけど、
そばにいて笑うからね!」


と歯を見せて笑ってくれる桃菜。


「………ありがとう…」

「あったりまえでしょ??」


そう、自信満々に言う桃菜は
凄く頼もしくて、かっこ良かった。


「ありがと。」

「優愛、辛い時は泣いていいし、
愚痴ってよ??」


そう言って私の腕をポンと叩く桃菜。


「うん。桃菜もね?」

「わかってる!」


またニコッと微笑む桃菜。


「だって親友の恋だからね!」

「そうだね。桃菜の恋、私、陰からだけど応援するから。」


“親友の恋”


お互い、“親友の恋”を応援する。

そして、励まし合う。


そう私達は決めた。


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