【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
「ご、ごめん………」
私は、咄嗟に謝ってしまった…
「謝んなくていいよ!たださ、
自分の気持ちを正直に言ったほうが
優愛にもっと笑顔増えるんじゃないかな
って思っただけよ。」
そう言って私に笑いかけた桃菜。
私は自分のお弁当を見つめながら
桃菜に言われた言葉を考えていた。
“自分の気持ちを正直に言ったほうが”
“もっと笑顔増えるんじゃないかなって”
なんだか、お弁当のおかず達が
ぼやけて見えてきた。
私が今しなくちゃいけない事分かった気がするよ……