私達の恋~切ない三角関係~
私は、隣で苦笑いしながら、
違う話題を振ろうと何かないかな、と考えていた。
てゆか、バカって悠くんの事を言ったのかなぁ…
でも、悠くんは、学年トップなくらい賢いしなぁ…
あ、てか今日悠くんと帰る約束したんだった!
私は悠くんからメールが届いてるかも、と思い、ケータイの画面を開いた。
受信BOXを開いてみたけどー…
メールはきてなかった。
「きてない…」
私はケータイの画面を何度も見返したけど、やっぱり、来てなかった。
「あーあ…」
…って、
なんで私、残念がってるのかな?
いつも、悠くんと帰ってて、
いないことなんかよくあったのに…
今日の私、おかしいのかも…
「ひかる?聞いてる?」
「へっ??」
声のする方をみると、
不機嫌そうな表情の真陽ちゃんがいた。
「ごめんね、ぼーっとしてた笑」
私はそう言って、
席を立ち、鞄を持った。
ガラガラーッ
「…え…」
私がびっくりした訳は、
勢いよく開けられたドアの先にー
悠くんがいたから。