ライバル
5月

このクラスにも
すっかり慣れてきた。
俺には新しい友達ができたし
恋音も相変わらずだ。

今日はこの前の
英語の小テストが返ってきた。
俺、自分で言うのもなんだけど
英語だけは得意なんだっ。
自信もあったし。

陸「何点だったー?」
俺「満点!!!」
陸「めずらしいじゃん。笑」
俺「うっせーよ、お前に言われたくねえし。笑」

「麗雅ーーーっ」
胸が鳴る。
恋「何点だった?!」
俺「満点ーっ」
心を落ち着かせながら振り向き笑顔で言う。
恋「麗雅のくせにっ笑」
俺「なめられちゃ困るぜw」
恋「うざっ」
俺「べー。笑」

「「こらっ」」

陸人と美佐が言った。
「ケンカしないっ!!!」

恋「だって麗雅が!!!」
俺「ひとりでキャンキャン言ってんなよなーっ笑」
恋「きーーっ!!!」

恋音が笑いながら追いかけてくる。
俺も笑いながら逃げる。
こんなくだらないことの繰り返しだ。
でも、こんなくだらないことが俺には大切だったり。


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