俺は君の笑顔を守りたい

瑠美の寂しさはよくわかる。
でもな、俺がいるじゃないか… だからそんなに寂しがる事はないんだ。

「 聖、そういえばねぇ 美術部の顧問だった小原先生と音楽の金山先生が付き合ってるって噂なんだよ、どお思う?」

『 へぇ そうなのか。金山くんがねぇうまくいくといいよな 』

「 絶対うまくいかないと思うな~ 」

『 そんな事ないと思うぞ?』

「 聖… 私たちはうまくいってたよね?だって私… 幸せだったもん 」

瑠美… また泣いてる。
俺はお前の涙に弱いんだ… 抱きしめたいよ、ずっと腕の中に閉じこめて温もりを感じていたかった。

「 聖… どうして、私たち… 別れちゃったの? どうして、私を… 置いていったのよ… 」

俺に触れながら涙を溢れさせる瑠美。

「 聖… 私苦しいよ、どうしても苦しいよ、どうして… 」

『 泣くなよ… 俺は後悔してないよ、だってさ、俺 瑠美を愛したから 』

瑠美… 俺の瑠美…
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