ミスティック
放課後、学園のアイドル、リカ様が目の前にいた。
そして寝ている俺をつついていた。

リカ「荘介く~ん、朝だぞ~、起きろ~。」

今、朝じゃないだろ?っと思いながらも俺は起きた。


峰坂「おう、どうした?」


リカ「どうしたって、今日一緒に帰ろう、て言ったじゃない。」


…すっかり忘れていた。
今日手裏剣飛んで来たんだ。


リカ「さあ、早く行こう」


峰坂「待ってくれ!いつ死ぬか分からないのに…まだ心の準備が!」


リカ「はいはい、馬鹿なこといってないで。早くしないと日が暮れて余計に危なくなるし。」


リカはその言葉を流すように、言った。
そして俺の手を引っ張り、そのまま外まで引きずった。
俺は足がおぼつかなかった。
なんやかんやいって手裏剣が飛んで来たのはびびった。
まあ、たまたま何らかで落ちてきたとは思うが…。
リカの顔を見た。
リカは笑みを浮かべいた。


峰坂「…どうしてそんな楽しそうなんだ?」

俺は聞いてみた。


リカ「だって、こうして一緒に帰るのって初めてだよ!」


峰坂「…そうだっけ?」

リカ「うん、そう」

峰坂「それにそれだけ?」

リカ「それだけ。」

そうだったのか、そう思いながら、疑問を吹っ掛ける。


峰坂「…所でさ、お前がここに来たのっていつ頃だったっけ?」


リカ「ん~…ちょうど一ヵ月前くらいかな?」
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