ミスティック
止まった時計
女子生徒「昨日のニュース見た?獅芽月通りで家やら電柱がなぎ倒されたって…。」
女子生徒「あっ聞いた聞いた~、怖いよね~…。」
…今日の学校はこの話で持ち切りだった。
そりゃ自分達の登下校する道があんなことになってたら誰でもびっくりするだろう。
…しかし当事者にしては、びっくりどころの騒ぎでは無かった。
命まで狙われしかも明日に殺すと言われた。
…もうトラウマになってます。
…リカになぜあんな事にったのか理由を聞きたかったが、肝心のリカが今日は来ていない。
俺は…どうすれば言いのか分からなかった。
蓮村「峰坂!ニュース聞いたか!獅芽月通りがぶっ壊れた話!」
やけにテンションの高い蓮村が話してくる。
蓮村「…実はここだけの話だがな…道がぶっ壊れた所にここの制服の男子がいたらしいんだ!」
…ああ、そいつはすごい。
…しかしここだけの話だがそいつは俺だ。
そう心の中で思いながらも喋る気力すら抜け話せる気分じゃなかった。
蓮村「…何だよお前!黙り込んでよ!」
峰坂「…」
蓮村「…ふんっ!分かった!!いけすかねえやつだ!!」
蓮村は怒りながらどこか行った。