ミスティック










峰坂「…遅過ぎるぞ。」


リカ「ごめんごめん、荘介くん。でも間に合ったから良いじゃん。」




…目の前にかっこいい青い服を来て二丁銃を持ったリカがいた。



リカ「…ヘルズ。」



リカは真剣なまなざしで相手を睨みつけて言った。



リカ「こういう卑怯な手でしか私に勝てないのね?」



キザな男から笑顔は消えていた。



ヘルズ「貴様!何故ここにいる!」



その声は今までと全然違った。


まるで猛獣の声…そうたとえておこう。


リカは微笑しながら口を開いた。


リカ「あんな少しの数の兵器で私に勝とうなんて考えるなんて、馬鹿だな~。」


ヘルズ「くっ!…クソが!!」


キザな男は巨大な光の波を作りリカにぶつけた。


怒りに身を任せるように。


峰坂「リカ危ない!」


俺はとっさに言ったが、リカは普通に
リカ「大丈夫♪」
っと返す。


するとリカは波に向かっていき銃に風をまとわせた。

リカ「風よ!!弾き返せ!!はぁぁ!!!」


そしてその波を殴り返した。


波は弾かれ、キザな男の方に向かっていく。

ヘルズ「な、何だと!?ガハッ!!!」


そして見事にキザな男に命中した。

ヘルズ「…く、クソ ガ 。」




…すごい。


リカはとんでもなく強い。


あんな大きな波を返すなんて…。


ヘルズ「…ク…ウギ…ウ…ガ…」



…?少し様子がおかしい…。



ヘルズ「ウ…ガ…ギガ…ガ…ウガ…ガガガガガガガガガ!」



リカ「ー!みんな!逃げて!」



…リカの声が屋上にこだました。
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