ミスティック




…野獣は痛みの雄叫びをあげた。




あんな銃弾をくらえばやつも一溜まりも無い。



ヘルズ「ウガガアアア…ア…ああ…あ…。」





…野獣はもとの、ヘルズの姿に戻った。





ヘルズは切り刻まれ、血だらけだった。





ヘルズは弱々しい声で微笑する。




ヘルズ「…ふふふ…ハハハハッ…面白いぞ…リカ・フローリア…私を倒すとは…。」



峰坂「ー!か、体が…?」



ヘルズの体がどんどん崩れ落ちていた。



ヘルズ「これがミスティックを持った者の代償…。死体は残らず…体は崩れ落ちる…。跡形もなくな…。」



峰坂「…。」




ヘルズは崩れる体を起こし、立ち上がった。



ヘルズ「峰坂荘介…そしてリカ・フローリア…。私を倒しただけで浮かれてはいけませんよ…。私が死んだ事によって…五刃隊が動き出すでしょう…。」



リカ「五刃隊…。」



ヘルズ「五刃隊…リータ協会の暗殺部隊にして最強と言われている部隊…。奴等は強い…。精々…奴等に殺されないよう気をつけて下さい…ね…。…ふっふっふっ…!はっはっはっはっ…!!」




…そして…笑いながらヘルズは崩れ落ちた。
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