ミスティック




…ヘルズのいた場所は錆びれた砂と雫の滴った土だけだった。




峰坂「死んだ…?」





リカ「ええ…死んだわ…。」




錆びれた砂は、風に舞い飛んでいった。






峰坂「人殺しだよな?これ……。」




リカ「ええ…。」






峰坂「…初めて人殺し…か…。」






リカ「本当に…戦いって…。」





リカがうつむきながら言った。















…しばらく沈黙が続いた中、リカが口を開いく。


リカ「取りあえず、相手は目的を失ったから、これで時間が進むはず。」


峰坂「時間?そうか、止まってたんだな…。ヘルズが止めたのか?」


リカ「う~ん、違うと思うなぁ…。ヘルズにそんな力は無いから、恐らく、誰か時間の能力をもつミスティックを使ったんだと思う。きっと、五刃隊の一人と思うわ。」


峰坂「五刃隊か…。ああ、これから辛い戦いになりそうだな~。果たして俺は生きれるのか!」


リカ「大丈夫、その時は私が守ってあげるから…。」
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