ミスティック
蓮村「ヒーーー!おい!峰坂助けろ!」


峰坂「ガンバ!」


蓮村「ガンバってっちょ…っギャー!」


アディオス、蓮村。
俺はお前のこと忘れないからな。


蓮村「まだ死んでないし!」


チェ


蓮村「チェって何だよおい!」


ガシッ


鬼山が蓮村の肩を掴んだ。


鬼山「蓮村くん~、まだ説教は始まったばかりだよ~?」


蓮村「先生だからさっきからごめんなさいって…」



ゴン



10発目HIT!
あいつ頭堅いな~。


蓮村「あ、頭に…お星さまが…」


…いや、そうでもなかった。

蓮村の生命がやばそうだったので俺はそろそろフォローに入る



峰坂「おい、メガネ」


すると、前の席はびっくりしたように振り向いた。


メガネ「な、なんですか!峰坂くん!」


峰坂「メガネ頼む、いつものやってくれ。」


するとメガネは呆れたように溜め息をついた。


メガネ「はぁ、…またですか。しょうがないですね…。」


メガネは立上がり手を上げ、「いつもの」をやってくれた。


メガネ「先生!時間がだいぶ過ぎてます!早く授業をして下さい!」


鬼山「おっ、すまない遠城。」

鬼山は我にかえり、死に掛けの蓮村に座らせた。


峰坂「さすがメガネ、ありがとな」


メガネ「どうってこと無いですよ」


メガネは少し誇らしげに言った


そしていつもどうり、しょうもない授業がはじまる。
そしていつもどうり蓮村は机で死んでいる。
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