雨の日のふたり
だけど私はその時さえ疑問には思わなかったし、
彼にも疑問を投げかけることはなかった。



だからって彼や彼の言うことが絶対でもなかった。


だからよくケンカもした。




そのケンカは疑問を投げかけるものではないし、
かといってお互いを受け入れるものではない。

だから友達には「本気すぎて怖い」ってよく言われてた。




だけどやっぱりふたりにはいつもと変わらない日常のやりとりのひとつ。







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