雨の日のふたり

そんな彼の肩を叩きながら私を見る同級生


「なぁ、?」
「ん~なぁ~に?」

「俺、お前のことも好き。笑。お前のことも愛しいって思うからどぉ?」
「どぉって何が?」

「どぉって、どぉだよ。笑」

彼が慌てて顔を上げる。
「あああ~~もぉよせよ。コイツ相手いるし、よせよせ」


「はぁ?相手ってオマェ・・・」

「ん。同棲してるぅ」

「あぁ、、そぉなんだ」




彼を見る同級生に慌てたように

「酔ってんのかよ。今どきな同棲って古っ」 なんていいだす彼。




「なによ。自分だってしてるじゃん」

「オレは同居」

「一緒じゃん」



「そっか」って言いながら奥に消えていった同級生。






< 39 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop