雨の日のふたり
「そろそろ行くか?」


「あ、、そーだね。ずいぶんと長居しちゃったもんね」

「ん・・・」






厨房の奥から出てくる同級生に声を掛けた彼。


「あ、そろそろ行くよ」




「なんだよ。もう少し付き合えよ。時間平気なんだろ?」

ってふたりが私の顔を見る。






今夜は遅くなるって言ってある。

時差を理由に明日連絡すればいいこと。






「平気だけど・・・」 って彼の顔を見る。

「んあ?オレも別に平気だよ」

「そ?」





「っじゃ決まりな。飲もう」

なんか年季の入ったワインを見せる同級生。


それを見てハッとした彼。





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