雨の日のふたり

「ふふ。笑」


「なんだよ」

「うんん」




「笑。でも結婚ってな」

なんで笑ったかわかったようにそう言う彼





「うん笑。不思議だったよ。抱きしめられて

「え?」



「ああ、、ありがとなってハグしてくれた」

「へぇ~~」

「なに?」

「なんでもない。で、なんだよ」

「ああ、なんかさ男なんだなぁ~って・・・クス」



笑い出した私に呆れた顔をした彼。




「そんな顔しないでよ。だってさぁ?」


「ん~~でもなんかちょっとわかるオレもどうかって話しだな。笑」



「や・・・・っぱり、、、なんかあった?」

「あほ笑。。」




大笑いの私たちをルームミラーで見た運転手さんと目があった。


「ぁ、、はっは・・・うるさくてすみません」

「笑。いいえ」




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