雨の日のふたり
快は小さい頃から『ボクがおうちをつくってあげる』ってよく言っていた。


そんな快が就職を決めた会社も夢だった場所。

ゆっくりだけど夢を叶えていた快。




母から快の就職が決まったって聞いたときも
もちろんうれしかった。

お祝いをって言った母親に「時間が合わないからムリ」と話し
やっぱり私は会社を優先した。

でも初出勤する快をこっそり見ていた私。




初出勤の前日、
【明日から出勤します。途中入社だから入社式はないけど初出勤から使わせてもらうな】
って快からメールが入ったのを合コンのbarのトイレで見た・・・



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