雨の日のふたり
もちろん夢のために頑張る快のことは想定内。
だけどこれほどまでとはっていい加減、心配にもなってくる。

電話しても出ないし、メールしても私の問いに答えるだけのもの。


【寝てるの?】

【寝てる。】




【食べてる?】

【あたりまえ。】




【今度休み就職祝いしようよ。】

【悪い。仕事だ。休み返上。】

【夜は?】

【気持ちだけもらっとく。】




そんな快に自分の行動は棚に上がってため息ばかりだった。





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