雨の日のふたり
忙しそうにメモを取りながら上司らしき人と歩く快。


なんか遠くに感じたのもこのときが初めて・・・


「ぁ。」

目が合った快に思わず背筋が伸びる。


上司らしき人に深々頭を下げた快が走ってきた。







「オマエなにしてんの?」


「ん?快に会いにきた」

「仕事終わったのか?」

「うん」



「そっか。でもオレまだ行かなきゃならないとこあんだ」

「そぉ・・・」



「とにかく家かえれ。連絡する」

「ん・・・・」



そんな私に少し困ったような顔をして「気をつけて帰れよ」

って慌てて店を後にした快。





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