雨の日のふたり
1ヵ月くらい過ぎた頃、業者の誘いで食事に行くことになった。



何人かの集団で歩いていると通りすがりのファーストフード店に快の姿に気付く。





私がビックリしていると「よっ」って手を挙げた快。

にわかに周りが騒がしくなる。





「だれ?」

「彼氏っすか?」

「ええ~イケメンじゃん」

「ちょっと日向?だれなのよ!」




そんな騒がしい中、私の顔を覗き込む優しい笑顔・・・

「行って来たら?君のこと待ってたんじゃないの?」って。




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