君を
「それじゃあ、チアーの会を始めます。
今日は体育祭について話し合いたいと思います。」

そう言って始めたらのは濱田大輔、芥田校の副会長。

身長は私と同じか少し高いくらい。

少しチャラい。

でも、話の段取りとか、指示を出すタイミングが絶妙。

仕事が出来るんだな~(笑)

そんなこんなで、チアーの終わりが近づいてきた。

お菓子の代金を払う時、

(うっかりしてた…。小銭がない)

「すみません。お札でもいいですか?」
と私は言うと

「ちょっと待ってね。」

と会計担当の人に言われた。

その時、隣から、

「俺が出すよ。」

と言って、私の分まで出してくれた。

君と初めて出会った瞬間だった。

ねぇ、君はこの時を覚えてますか?

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