不変の想いを君に…



幹部会議当日、幹部たちに出す料理が出来て膳を百鬼たちで大広間に出し終わった


「十六夜、行くぞっ」


意気揚々と十六夜の手を掴んで玄関に向かう天堂。今日は誰にも邪魔されず楽しめるはず………………だったが



「こんちには~十六夜さん!」


ガラガラ、と戸を開けたのは琉威たちだったが二人の様子に出掛けるのだと分かった琉威たちはがっかりしていたが



「あ、親父見つけた」


角から桜李が来て天堂を首根っこ掴んで逃がさないようにぐっと持ち上げる。悩んでいるのに遊びに行くなっての




「おい、てめぇ放せっ、今日は十六夜と――」


「幹部会議には親父にも出てもらおうと思ってよ…ごめんなお袋。ちょうど琉威たちが来たみたいだしそいつらと話しててくれ」



十六夜ー!と駄々をこねる天堂を引き摺って行く。十六夜には心底申し訳なさそうな顔で謝るが天堂にはどこ吹く風という顔だった。そんな桜李を笑った十六夜は琉威たちを部屋へと通した






――天堂さん、相変わらず残念だ








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