不変の想いを君に…



心配そうに見つめてくる琉威たちに嘘をつけない桜李は頬をぽりぽり掻きながら目を逸らしたが、琉威は顔を近づけて吐け、という顔をしている



「あー……そうだよ」


「「誰に!?」」


琉威と一緒に何故か涼に見つめられてたじたじな桜李。狙われてると教えたから秘密にしなくてもいいが教えない方がいい



「お前らに言っても分かんねぇだろ…とにかく明日から修行始める。まぁお前らは主にお袋に用があるわけだから俺らが居なくても構わないだろうが、何かあったら本家の裏に来てくれ。狙われてるのは言うなよ」



そう言って白と歩いて行った桜李を見つめながら一同不安にかられた




「十六夜さん、また…」


「やっぱり綺麗だからか?…ならあの玄関のときの奴じゃね?」


「んな分かりやすいもんじゃねぇだろ」



涼の答えをばっさり捨てた雷斗の言う通りだ。そんな簡単なら桜李や天堂が修行などしないだろう。また何か起こるなと嫌な予感しかしなかった










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