不変の想いを君に…
だが違った
愛した女に生きていてほしい…それこそが本当の愛だったのだ
自分のしていたことは間違っていたのだ
「刹那様、わたしはっ」
『もう良い、何も言うな…天堂、十六夜を守れないならわたしがもらうぞ』
「あん!?死んだ奴が何ぬかしやがる」
口調は荒いが優しい笑み浮かべた天堂と十六夜に最期に優しく微笑んだ刹那は手を繋いだ刹と共にあの世へと旅立った
「今度こそ、終わった!」
「おお!誰も欠けてねぇぞ!」
喜び勇む百鬼たちの傍ら、やっと終わったと気の抜けた天堂と桜李は同時に倒れそうになり、十六夜と蓮華は二人を抱き留めた
「二人共大丈夫か!?」
「えぇ、気を失ってるだけ」
「十六夜様も大丈夫ですか!?」
「うん、ありがとう……帰りましょう」