不変の想いを君に…




かぽーん



「すっきりしたね~」



あれからワシャワシャ身体が泡だらけになりながら洗われた。その間もなるべく十六夜を見ないようにして




膝に座って湯に浸かっているが、今も十六夜に背を向けて壁を見つめている



腋に手を入れられて持ち上げられる。くるり、と十六夜の方を向かされる



(んん!?なんつー体勢!)




見たくなくても目の前に胸があってやむを得ない状態。どうしようとあたふたしているとぎゅっと抱き締められてしまい脳が沸騰寸前




(そりゃ、見慣れてるし感触も知ってるが…)




白のいたずらで言葉が通じないということは仕方無いが、何も知らない十六夜にこの姿で良いことをしてもらっているということに罪悪感が




ふにふに




(姿なんか関係ねぇ!夫婦なんだからいいじゃろうが!いちゃいちゃしてやらぁ!)




沸いたがすぐに消え去った







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