＠恋。
｢よしっ、オレンジシャーベットにする。二人は決まった？｣

｢じゃあ僕はストロベリーアイスで｣

｢…あっ、私も！私も…ストロベリーアイスで…｣

言ってる途中で恥ずかしくなり、最後のほうは消え入りそうなくらい小さい声になってしまった。


予想通り光くんはストロベリーアイスを頼んだ。


｢奇遇だねー、二人ともストロベリー？へえー、気が合いますねー｣

ニヤニヤする今日子ちゃんに、ますます顔が熱くなる。


｢ストロベリーアイス、美味しいもんね？｣

光くんの言葉に、私はこくこくと頷く。


そもそもアイス屋さんに光くんを誘うことになったのは昨日のサイトでの光くんの発言。

今日子ちゃんは今日の朝いきなり光くんをアイス屋さんに誘おうと言い出したのだ。


…はぁ。緊張した。
同じアイスを頼むってだけなのにね…。

かなり勇気がいったよ。
今日子ちゃんもあんなふうにからかうから余計に…。


でも、光くんとお揃いだ。
嬉しい。
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