【企画】魔法が醒めるとき
☆2☆
はぁー。
着信ナシ、か……。
あの日以来。
時間があれば携帯を確認してしまう、あたしが居る。
この間のホームパーティの帰りる間際に、光に聞かれたあたしの携帯番号。
別に気取ってるわけなんかじゃないけど、携帯の番号を初めてあった男の人に教えた事なんか今まで1度だってない。
それなのに光に番号を聞かれた時、むしろあたしは喜んでしまったくらいだった。
あたしから、かければいいのかもしれないけど……かけて来て欲しい。
それが正直な想い。