銀髪姫と不良幹部
「まぁな。史音達には言うなよ?」


「何でだよ。あいつらもずっと探してるだぜ?」


知っている。


他の誰よりも私は知っているんだ…。


「…智也、明後日、藤倉学園の文化祭に来い」


「…藤倉学園?」


藤倉学園…そこは私が通っている高校。


明後日には文化祭があるんだ。


ま、私は興味がないから準備には参加してねぇけどな。


そんな私にも見回りと言う仕事があるんだよな〜。


「ああ。いろいろと聞きたい事があるからな」


「はぁ…わかったよ」


「サンキュー。視聴覚室で待ってるな。じゃあな」


片手を振り、その場を離れた。


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