銀髪姫と不良幹部
「気をつけてね」


「任せとけって」


ニヤッと笑うと、莉央に頭を撫でられた。


「依亜は女の子なんだから」


こんな優しい顔をする莉央は、とてもレディースの元総長には見えない。


だからこそ、キレたときが怖いんだ。


「すぐ終わらせる」


一言言うと、不良の元へと足を進めた。


近づくにつれ、見えてくる不良達の顔。


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