銀髪姫と不良幹部
あれだけで逃げるとか。


本当情けねぇな。


とりあえず莉央のところに戻るか。


まだ仕事中だしな。


「莉央!悪かったな!!」


「いいから、口調を戻す」


そうだった。


ここは学校の中だったんだ。


あっぶねー!


「んんっ!お待たせっ!遅くなってごめんね〜?」


うん、普通の女の子だな!


中身はこんなんだが…。


「…あんた、まだ月影の口調直ってないの?」


うわ、何で当てるかな〜。


口調は癖みたいなもんだから、直せって言われてすぐに直せるもんでもないしなぁ…。


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